不登校を考える親たちの集い「ぼちぼちいこ会」

開催日
2022/11/11
イベント時間
午後8時~
場所
煉瓦館コミュニティ支援室①
内容
不登校を考える親たちの集い、通称ぼちぼちいこ会(ぼち2)は
「NPO法人熊取こどもとおとなのネットワーク」の事業の一つとして2000年9月に初めて集まりを持ちました。
もう20年を超える活動となり、この間本当にたくさんの方々に参加していただきました。
しかしここ2,3年はコロナの影響で思うように定例会が開けず、昨年12月から開店休業状態が続いていましたが、
久しぶりに7/8に集まりを持ち、8/269/30と毎月続けて顔を合わせることができました。
最近は3人の新しい方が会に参加してくれています。
成人を過ぎてからの不登校、高校に進学してからの不登校とその後の転校、中学生と小学生のご兄弟の不登校など、年齢も状況も本当に様々です。
会では順番に子どもさんや家族、またご自分の(参加者の多くがお母さん)話を自由に語っていただきます。
自分の話だけでなく、他の参加者の話を聞きながら質問したり、感想を出し合ったりしているとアッという間に時間が過ぎてしまいます。
定例会の場所は現在、煉瓦館の一室を借りているので、20時に始めて必ず22時には終了しなければいけません。
しかしまだまだ話し足りないことが多くて、外に出た後も立ち話で、そのまま定例会の第2部が続いているような感じです。
9月の集まりの後、参加者の皆さんに会の感想を聞いてみました。
「不登校の悩みが自分だけでなく、同じような気持ちの人の話が聞けてほっとした」
「毎日顔を合わせている家族だけではわからない子どもの小さな変化もここで話を聞いてもらうと気づくことができた」
「集まりが一度だけでなく、定期的に開いてもらうと自分の子どもだけでなくよその家の子どもの成長や変化も感じられるのがよい」などの声が寄せられました。
会には新しい参加者だけでなく、ずっと以前からのメンバーで、子どもさんが不登校を「卒業?」した方にも来ていただいています。
不登校で親子共々苦しんでいた時代があったからこそ、新しい方々の悩みに共感して、その時の経験を語っていただけますし、
その子どもさん(もう立派な成人ですが)が辿られた道のりは新しい参加者の方々の一つの希望にもなっているように思います。
さて、不登校の問題に限らず、同じ悩みを持つ人間が集まることで、安心して自分の内面を語り、
また他者の話に耳を傾けて共感することが今ほど大事な時代はないと思います。
何事も自己責任、家族の責任という風潮の中で分断、孤立させられる我々がそんな社会の中で生きていこうとすると、互いに励まし合い、
共感し合う、ぼちぼちいこ会のような集まりは、ささやかながらもその存在意義は大きいのではないでしょうか。
次回の集まりは11/11(金)20:00~煉瓦館コミュニティ支援室1で開催します。
不登校で悩んでおられる方がいらっしゃいましたら、NPO事務所まで一度連絡を下さい。
毎回5、6人のこじんまりとした集まりですので、お気軽に参加していただけると思います。
どうぞよろしくお願いします。
参加ご希望の方は451-1550 NPO事務所までお申し込みください。